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ちなみに原作本は読んでおりませぬ。
ストーリーは単純明快。
とある温泉宿にバイトとして招かれた大学生の青年二人。
そこの村では二つの旧家が120年前からいがみ合っているという。
成り行きから二大旧家の花山家の姉妹と、風間家の長男に協力し、旧家同士の確執の原因となったという120年前の謎を解くことなった一同。
絡繰り師の仕掛けた120年の時をかけた仕掛けとは……!?
以下ネタばれないものの少々辛いコメント。
森作品の初の映像化ということで楽しみにしていたのだが、出来上がってきたものは堤幸彦作品の出来損ないのような……。
コカコーラがいたるところで出るのはまあ、スポンサー兼タイアップ作品なので、その辺は、私も大人であるから許すけれども……。
ギャグがことごとく空回りしてるし、妙な演出が寒い。
共感ができなくて、親しみももちにくい微妙なキャラクターもちょっと困った。
栗山千明のお嬢様役は間違いの無いキャスティングだった。
この前の稲垣主演の金田一耕助『女王蜂』の時も思ったけど、旧家の令嬢やらせたらこの人はハマリだと思う。
その点で言うと、はまり過ぎなのが強烈で、かえって他のキャラの印象を薄くしてたかも。
殺人事件者ではないので、シリアスさが掛けるのは仕方ないですが、盛り上がりどころに掛けた気も。
謎解きはある意味森博嗣らしい変り種。そんなに難しくないが、さすがにチラッと画面に一瞬出るだけでは解けませんでした。
からくり人形を仕込むとか、数学的な発想のある暗号とかはなかなか面白いけど、生かしきれてない印象が拭えない。
唯一ほめるところがあるとしたら、謎解きラストのオチか。
5人の仲間たちが力を合わせてたどり着いた先に、120年前から託されたメッセージが待っていた、そんな結末がすがすがしくてよかった。
見終わった後、まさにすっきりさわやか?な気分になった。
終わり方はヤマ場よりも大事だ。終わりよければ全て良しとも言うし。
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面白い話が出来るほど特異な人生も送っておりません。
二十台の男。弱小小説サイトの管理人です。
何かの縁です。どうかよろしく。
ア
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