[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
それは、私が木曜は必ず更新してるからなわけで。
意図的にやったわけではないのだけど、たて列ビンゴ状態の8月に自分で少しあきれた。
木曜に更新している理由は特に無い。
このブログは調子のいいときだけ更新しているので、木曜は調子がいいのだろう。
さて、ここのところ、近々行く予定の長期旅行の計画と準備に追われているため、まるで本も読めてないし、小説も書いていない。
よって、私の本棚から一冊紹介しておくことにする。
クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い 西尾 維新 講談社 2002-02 売り上げランキング : 19103 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
いまさらすぎるという突っ込みは却下します。
UDONを見に行くはずが、時間を間違えたため、仕方なく見たのですが、興味なかった割には(←失礼)、おもったより楽しめてよかったです。
渋谷、原宿、青山ブックセンター、高円寺の東京阿波踊りなんかも見て楽しかったです。
個人的には銭湯に行ったのがちょっとした感動でした。
スーパー銭湯や温泉、スパのようなものは県内にもあって、行くこともあるのですが、本当の銭湯に行ったのは初めてでした。
番台とか、浴場の壁に描かれている絶景とか妙に感心していい思い出になりました。いや、本当にドラマで見たような銭湯って実在するんだ(笑)と、思ってしまったもので。
さてはて、行く前に書いたとおり、『仮面のアクトレス』を読んできましたので、その書評です。
我ながら、コバルト文庫を書評することになるとは思わなかったのですが、他に本を読んでないので。
シリーズを読んでない人はちょっと分からないかもしれませんが、ご容赦を。
マリア様がみてる (仮面のアクトレス) 今野 緒雪 集英社 2006-06-30 売り上げランキング : 5379 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
前々作、『くもりガラスの向こう側』で、後輩の松平瞳子にスールにしたいとロザリオを渡そうとしたが、拒絶されてしまった祐巳。本作は気まずいまま新学期を迎えた二人を中心に、波乱の生徒会役員選挙を描いている。
生徒会役員選挙により、姉との別れを感じて、余計に寂しさ募る祐巳。シリーズ24冊を読んでいると、初期の頃が懐かしくも感じられてしまう。祐巳と祥子の出会いで始まったシリーズであるから、迫りくる二人の別れに感慨深いものが自分にもある。
スールになってから、助け、助けられきた祥子と祐巳だが、今回の祐巳と瞳子の問題は祥子は励ましてはやれても、助けることなどできない。
こん作は、祐巳と祥子の別れとひとり立ちの助走となる話である。
世代交代、卒業、今まで妹だった祐巳は、今、姉となるための試練に立たされている。
祥子にとってもまた、これは祐巳との別れを受け入れる試練なのである。
祐巳も祥子も一歩を踏み出すためにもがいている。
そしてそれは、瞳子にとっても同じことなのだ。彼女もまた、心を見せないための仮面の下で、何か必死にもがいている最中である。
次の巻ので長かった祐巳と瞳子の問題も決着がつくのではないだろうか。
(しかし、祐巳―瞳子スール問題はずいぶん長くかかっているので、次巻でも終わらないかもしれない)
二人の問題が長く掛かっていたの原因は間違いなく祐巳の鈍感さが招いたものだ。
君はギャルゲーの主人公かと思うくらい、相手の気持ちに気づかず、自分の気持ちすら分からなかった祐巳はだいぶ株を下げている気がする。
『パラソルをさして』で見せた強さを彼女がもてれば、と思ってしまう私なのですが……
……すっかり、はまってるな。
青春十八切符で、在来線、乗り継ぎ3回、3時間の旅なのですが、高校時代からたびたび使ってきたルートなので、もはや慣れてしまった。
基本的に朝早いので、寝る→起きて文庫を読む→疲れて寝る→文庫を読むの繰り返しで、大体文庫半分くらいで目的地に着く。
で、帰りの電車で文庫が読み終わるという文庫一冊の旅。
会いに行く友人Sは小学校からの付き合いの長いヤツなんで、たまに会うのが楽しい。
で、何を読むかといえば、これです。
マリア様がみてる (仮面のアクトレス) 今野 緒雪 集英社 2006-06-30 売り上げランキング : 2158 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
そうです、マリみてです。
これは会いに行くSから借りたものなので、読んで返すつもり。いや、本当に私のではないです。断じて違う。
(でも、最新刊までシリーズ全部読んでる時点で、もはや言い訳も無意味か)
Sから強力にプッシュされて、なかば無理やり読まされたマリみて。
コバルト文庫をまさか読まされるとも思わず(姉はこの手の本は読まない人だった)、かなり面食らった覚えがある。
一冊目を読むときには慣れない雰囲気にさぶいぼ立てながら読んだものだが、さすがに25冊目(ファンブック含む)ともなると、「ごきげんよう」と声かけられれば、「あら、ごきげんよう」と微笑で返すことも可能になるってもんですよ。
……今、書いてて自己嫌悪。
でもまあ、それでも読んでるのは面白いから。
今野緒雪の文体は割とあっさりとしているので、読みやすい。
私立リリアン女学院の描写は今だ、現実感を感じられないのだけど(私は男だし、女子高の話はあまり聞いたことがないので)、それもある種のファンタジーと考えれば意外と受け入れられる。
百合小説とも呼ばれるマリみてだけど、登場人物の関係性は、愛というよりは、親愛、友情、尊敬であって、純粋な好意からくるものなので、さわやか。
私は男なので、自分の立場からの考察なのだけど、
リリアン女学院という男性の居ない箱庭、スール制という擬似恋愛、といった構造が男性に受けたのだなと思う。秘密の箱庭を覗く甘美さみたいなものがある。
そして、どう考えても男性からはファンタジーでしかない。
男性が介入しないストーリーは安心でもある。男性と女性という対立概念を考えずにすむ。
または、自身の男性性に自覚的であることから生じる、自己嫌悪感からの逃避と、女性化願望の充足の一面もあると思うが、これについては自信がないので明言は避ける。
どうも、おかしな話になってしまったが、つまり、マリみては女性と男性とで、読む楽しさは違うんじゃないかなというのが、私が思ったことで。
ま、最新巻楽しませてもらいます。
実はクリアしたのは2日前だったのですが、どうにもちょっと自分の中ですわりが悪かったのか、書くことを決めるのにちょっと掛かってしまいました。
知らない人もいるかもしれないので、ちょっと紹介しときます。
『ひぐらしのなく頃に』とはパソコンでやるノベルゲーム(文章を読み進めていくゲーム)で、このゲームはプロのゲーム会社が作ったものではなく、サークルが同人(CDでいうとインディーズに当たるもの……でいいのか)で作ったものです。
出題編の『ひぐらしのなく頃に』と解決編の『ひぐらしのなく頃に 解』があり、本作は最終作、完結編です。
今回は……すみません、ネタばれありの批評です。ご容赦ください。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
面白い話が出来るほど特異な人生も送っておりません。
二十台の男。弱小小説サイトの管理人です。
何かの縁です。どうかよろしく。
ア
アクロイド殺人事件(アガサ・クリスティ)
生贄を抱く夜(西澤保彦)
異邦人 fusion(西澤保彦)
エジプト十字架の謎(エラリー・クイーン)
江戸川乱歩傑作選(江戸川乱歩)
解体諸因(西澤保彦)
彼女が死んだ夜(西澤保彦)
99%の誘拐(岡嶋二人)
黄金色の祈り(西澤保彦)
クビキリサイクル(西尾維新)
九マイルは遠すぎる(ハリィ・ケメルマン)
極限推理コロシアム(矢野龍王)
皇国の守護者(佐藤大輔)
西城秀樹のおかげです(森奈津子)
十角館の殺人(綾辻行人)
小生物語(乙一)
涼宮ハルヒの憂鬱(谷川流)
全てがFになる(森博嗣)
タイム・リープ あしたはきのう(高畑京一郎)
ダブルキャスト(高畑京一郎)
手紙(東野圭吾)
天帝妖狐(乙一)
DDD(1)(奈須きのこ)
電脳娼婦(森奈津子)
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(リリー・フランキー)
独白するユニバーサル横メルカトル(平山夢明)
ドグラ・マグラ(夢野久作)
夏の夜会(西澤保彦)
麦酒の家の冒険(西澤保彦)
人のセックスを笑うな(山崎ナオコーラ)
美女と野球(リリー・フランキー)
病牀六尺(正岡子規)
富嶽百景(太宰治)
平面いぬ。(乙一)
ペンギン革命(筑波さくら)
坊っちゃん(夏目漱石)
マリア様がみてる 仮面のアクトレス(今野緒雪)
マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵(今野緒雪)
マリア様がみてる クリスクロス(今野緒雪)
戻り川心中(連城三紀彦)
名探偵はもういない(霧舎巧)
宵闇眩燈草紙(八房龍之助)
妖奇切断譜(貫井徳郎)
ワ