[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
青春十八切符で、在来線、乗り継ぎ3回、3時間の旅なのですが、高校時代からたびたび使ってきたルートなので、もはや慣れてしまった。
基本的に朝早いので、寝る→起きて文庫を読む→疲れて寝る→文庫を読むの繰り返しで、大体文庫半分くらいで目的地に着く。
で、帰りの電車で文庫が読み終わるという文庫一冊の旅。
会いに行く友人Sは小学校からの付き合いの長いヤツなんで、たまに会うのが楽しい。
で、何を読むかといえば、これです。
マリア様がみてる (仮面のアクトレス) 今野 緒雪 集英社 2006-06-30 売り上げランキング : 2158 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
そうです、マリみてです。
これは会いに行くSから借りたものなので、読んで返すつもり。いや、本当に私のではないです。断じて違う。
(でも、最新刊までシリーズ全部読んでる時点で、もはや言い訳も無意味か)
Sから強力にプッシュされて、なかば無理やり読まされたマリみて。
コバルト文庫をまさか読まされるとも思わず(姉はこの手の本は読まない人だった)、かなり面食らった覚えがある。
一冊目を読むときには慣れない雰囲気にさぶいぼ立てながら読んだものだが、さすがに25冊目(ファンブック含む)ともなると、「ごきげんよう」と声かけられれば、「あら、ごきげんよう」と微笑で返すことも可能になるってもんですよ。
……今、書いてて自己嫌悪。
でもまあ、それでも読んでるのは面白いから。
今野緒雪の文体は割とあっさりとしているので、読みやすい。
私立リリアン女学院の描写は今だ、現実感を感じられないのだけど(私は男だし、女子高の話はあまり聞いたことがないので)、それもある種のファンタジーと考えれば意外と受け入れられる。
百合小説とも呼ばれるマリみてだけど、登場人物の関係性は、愛というよりは、親愛、友情、尊敬であって、純粋な好意からくるものなので、さわやか。
私は男なので、自分の立場からの考察なのだけど、
リリアン女学院という男性の居ない箱庭、スール制という擬似恋愛、といった構造が男性に受けたのだなと思う。秘密の箱庭を覗く甘美さみたいなものがある。
そして、どう考えても男性からはファンタジーでしかない。
男性が介入しないストーリーは安心でもある。男性と女性という対立概念を考えずにすむ。
または、自身の男性性に自覚的であることから生じる、自己嫌悪感からの逃避と、女性化願望の充足の一面もあると思うが、これについては自信がないので明言は避ける。
どうも、おかしな話になってしまったが、つまり、マリみては女性と男性とで、読む楽しさは違うんじゃないかなというのが、私が思ったことで。
ま、最新巻楽しませてもらいます。
なんか期待してますか???
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
面白い話が出来るほど特異な人生も送っておりません。
二十台の男。弱小小説サイトの管理人です。
何かの縁です。どうかよろしく。
ア
アクロイド殺人事件(アガサ・クリスティ)
生贄を抱く夜(西澤保彦)
異邦人 fusion(西澤保彦)
エジプト十字架の謎(エラリー・クイーン)
江戸川乱歩傑作選(江戸川乱歩)
解体諸因(西澤保彦)
彼女が死んだ夜(西澤保彦)
99%の誘拐(岡嶋二人)
黄金色の祈り(西澤保彦)
クビキリサイクル(西尾維新)
九マイルは遠すぎる(ハリィ・ケメルマン)
極限推理コロシアム(矢野龍王)
皇国の守護者(佐藤大輔)
西城秀樹のおかげです(森奈津子)
十角館の殺人(綾辻行人)
小生物語(乙一)
涼宮ハルヒの憂鬱(谷川流)
全てがFになる(森博嗣)
タイム・リープ あしたはきのう(高畑京一郎)
ダブルキャスト(高畑京一郎)
手紙(東野圭吾)
天帝妖狐(乙一)
DDD(1)(奈須きのこ)
電脳娼婦(森奈津子)
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(リリー・フランキー)
独白するユニバーサル横メルカトル(平山夢明)
ドグラ・マグラ(夢野久作)
夏の夜会(西澤保彦)
麦酒の家の冒険(西澤保彦)
人のセックスを笑うな(山崎ナオコーラ)
美女と野球(リリー・フランキー)
病牀六尺(正岡子規)
富嶽百景(太宰治)
平面いぬ。(乙一)
ペンギン革命(筑波さくら)
坊っちゃん(夏目漱石)
マリア様がみてる 仮面のアクトレス(今野緒雪)
マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵(今野緒雪)
マリア様がみてる クリスクロス(今野緒雪)
戻り川心中(連城三紀彦)
名探偵はもういない(霧舎巧)
宵闇眩燈草紙(八房龍之助)
妖奇切断譜(貫井徳郎)
ワ