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あらかじめ言っておくと、今回、私はこの映画の内容について触れるつもりは無いし、批評をすることもない。その点ご留意を。(というか、ぶっちゃけると映画に興味すらないのです)
この映画の存在はメディアの宣伝で知っている程度だったのだが、ちょっと気になることがある。今日はそのことについて書いてみたい。
まず、この映画の画像を見てもらいたい。
カーズ公式サイト
設定は……
今度の舞台は、クルマたちが人間と同じように生活している《クルマの世界》。
というもの。
トイストーリーやモンスターズインクと比べてもとくに変わった設定ではないと思う。
でも、CMで予告を見かけるたびになんとなく違和感を感じていた。
それにようやく思い当たった。
違和感の元、それは「目」だ。
カーズのキャラクターたちの目はフロントガラスにある。
おそらく、日本人がこのままの設定でキャラクターを作ったらヘッドライトを目に見立てると思う。
適当な例がすぐ思いつかないのだけど、とりあえずJR東日本のトレン太くんとかどうだろう。
日本人の私にとって自動車の擬人化だったらこっちのほうがしっくりくる。
どうしてディズニー(ピクサー)はフロントガラスに目を付けたのか、非常に疑問だ。
ここまで書いてみて、日本とアメリカの擬人化観の違いかな、とも考えた。
参考: Wikipedia 「擬人観」
日本人はキリスト教圏に比べ、無機物に人格を見出すことに違和感が無いことから来ているのかも。
あ、でも、すぐ反例を見つけた(笑)
同じディズニーの映画の『ハービー』だ。
ハービーは実写だが、顔はヘッドライトを目にしている。
ということは、欧米の人でも十分に、《クルマの擬人化》について日本人と同じ認識を持てるわけだ。
じゃあ、なぜカーズはフロントガラスが目なのか?
ますますわからない。
だれか納得できる答えを教えてくれませんか……。
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