忍者ブログ
自称小説サイト管理人七貴の、書評とだらだらとした日常を送り続けるブログ。
[128]  [127]  [126]  [125]  [124]  [123]  [122]  [121]  [120]  [119]  [118
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

このブログの右上に「NinjaTools」のアイコンがあるのが分かると思う。

以前書いたこともあるが、これはアクセス解析のアイコンである。

日に二桁行けばいいようなブログだが、ここにたどり着く人はいろいろなワードで検索しているようだ。

書評ブログなので、本のタイトルや作者名で検索してこられる人が多いのだが、このひと月で急激に増えた検索ワードが「ペンギン革命」だったりする。

ペンギン革命 5 (5)ペンギン革命 5 (5)
筑波 さくら

白泉社 2007-04-05
売り上げランキング : 2036

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ペンギン革命については以前「筑波さくら『ペンギン革命』(1)~(4) 正統な白泉社の少女マンガ設定だけど、ほのぼの癒し系」という記事を書いたのだが、これが最新刊の発売で検索上位になっているようだ、と思ったのだが……。

検索ワードのほかに、このアクセス解析ではワードの組み合わせでの検索数も出るようになっている。
それを見て驚いた。
2位の組み合わせは
「八房龍之介」(本当の表記は龍之「助」なのだが)
これは前から多いワードなのだが、驚いたのは1位と3位。

1位「ペンギン革命 小説」
2位「ペンギン小説 夢/小/説」(スラッシュは都合上入れてますが)

なんですかこれ。(夢/ 小/ 説)で検索するとすごいページがたくさん出てくるのだが。

どうも、このサイトにペンギン革命で検索してきている人は、書評を求めているわけじゃないようだ。他に創作小説をセカンドワードに入れている見たいだ。
小説の創作もたまにやるのでどうもこの手の検索は多いが、残念ながら、二次創作はしないので、ご了承願いたい。

そういう小説を探してドキドキしながら検索した結果たどりついたのが私のブログかと思うと、昏い悦びを感じる申し訳ない気持ちがする。

ついでというか、乗りかかった船なので、5巻のレビューを。

5巻は綾織真のスキャンダルから、芸能事務所ピーコックとかつての大女優丘よう子の過去が次第に明らかになっていく。

丘よう子の引退の原因となった交通事故の運転手が綾織の父親だったというスキャンダルが安岡プロにリークされ、さらに丘よう子をモデルにした映画が綾織のいとこ、真柴麗奈の主演で公開されてしまう。

ピーコックは窮地に陥るかと思われたが、社長は極秘に事務所の総力を注いだ映画を製作していた。それは安岡プロと同じく丘よう子の半生を描いた映画で、その主演はなんと葛城涼と綾織真だった。

3巻4巻は奈良崎譲の話が中心だったが、ようやく今まで名前だけの存在だった丘よう子にスポットライトが当たった。

ゆかりの憧れの大女優で、涼の母親、社長の妻、そして綾織の父が起こした事故で引退した丘よう子。この漫画の中心人物でありながらぽっかりと空白となっていた彼女の真実が二人の主演の劇中映画で明らかになっていく。

過去の話は必要になると思ったが、それを劇中映画にしたのは少し面白い。
丘よう子と社長の過去の一件があって、二人の子である涼と、事件と深い関係がある真がそれを映画として演じている。さらにそれを鑑賞しているゆかりがいるという場面だ。
過去と現在の二つの時間軸にまたがっていて、さらにそれが映画であるというメタ的な構造になっている。
役の人物と、役者、それぞれの心理を考えるといくつもの見方が生まれてきて楽しめた。

にしても、多少突っ込みどころも。
軟禁されている涼を助けたゆかりたちに、社長がヘリで迎えに来るとか(噴き出した)、いくら美少年といっても女装して映画で主演とか、ちょっとと思うところもある。

でも、まあ、楽しめればいいわけで、少女マンガに突っ込むのは無粋というものなのだろうね。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カテゴリー
分類別に記事を見たい
日常:普通の日記で、特にテーマの無いもの。 書評:読んだ本の感想。ミステリー多し。 小説創作:一応ここは創作小説サイトのブログですので。 想うこと:日記よりも堅苦しい話題。 自分のこと:自己紹介文。 ゲーム:おもにコンシュマーゲーム。 その他:分類不能。 旅行:四国旅行紀。
カウンタ
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
七貴
性別:
男性
趣味:
読書 小説執筆
自己紹介:
残念ながら、紹介するほど珍しい人間でもなく、
面白い話が出来るほど特異な人生も送っておりません。

二十台の男。弱小小説サイトの管理人です。

何かの縁です。どうかよろしく。
バーコード
アクセス解析
書評本一覧
五十音順になっています。 タイトルまたは作者名でブログ検索にかけて下さい。

 アクロイド殺人事件(アガサ・クリスティ)
 生贄を抱く夜(西澤保彦)
 異邦人 fusion(西澤保彦)
 エジプト十字架の謎(エラリー・クイーン)
 江戸川乱歩傑作選(江戸川乱歩)

 解体諸因(西澤保彦)
 彼女が死んだ夜(西澤保彦)
 99%の誘拐(岡嶋二人)
 黄金色の祈り(西澤保彦)
 クビキリサイクル(西尾維新)
 九マイルは遠すぎる(ハリィ・ケメルマン)
 極限推理コロシアム(矢野龍王)
 皇国の守護者(佐藤大輔)

 西城秀樹のおかげです(森奈津子)
 十角館の殺人(綾辻行人)
 小生物語(乙一)
 涼宮ハルヒの憂鬱(谷川流)
 全てがFになる(森博嗣)

 タイム・リープ あしたはきのう(高畑京一郎)  ダブルキャスト(高畑京一郎)
 手紙(東野圭吾)
 天帝妖狐(乙一)
 DDD(1)(奈須きのこ)
 電脳娼婦(森奈津子)
 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン(リリー・フランキー)
 独白するユニバーサル横メルカトル(平山夢明)
 ドグラ・マグラ(夢野久作)

 夏の夜会(西澤保彦)

 麦酒の家の冒険(西澤保彦)
 人のセックスを笑うな(山崎ナオコーラ)
 美女と野球(リリー・フランキー)
 病牀六尺(正岡子規)
 富嶽百景(太宰治)
 平面いぬ。(乙一)
 ペンギン革命(筑波さくら)
 坊っちゃん(夏目漱石)

 マリア様がみてる 仮面のアクトレス(今野緒雪)
 マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵(今野緒雪)
 マリア様がみてる クリスクロス(今野緒雪)
 戻り川心中(連城三紀彦)
 名探偵はもういない(霧舎巧)

 宵闇眩燈草紙(八房龍之助)
 妖奇切断譜(貫井徳郎)

ブログ内検索
忍者ブログ [PR]