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忙しかったわけではなく、ただ単にゲームに嵌ってぶっ続けでプレイしてただけという話。
さすがに更新しなければと思い、こうして記事を書いているわけだが、ゲームしてたので当然本は読んでないわけで。ネタが無い。
過去に書いて未発表の書評を引っ張り出してみる。しかもサークルの発行している冊子に書いたものなので、手抜きもいいところだ。
……次回からは性根を入れなおします。
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ミステリ――特に本格と呼ばれる分野において、「人物が書けていない」「現実性の欠如」「殺人を知的ゲームとする倫理性」などがよく批判として挙げられる。
私自身、納得できる部分もあり、反論しきれない面もある。
だが、ちょっと待って欲しい。ミステリはこれだからと断定する前に、本作を読んでもらいたい。
『戻り川心中』は大正・昭和を舞台に、花をテーマとした短編小説集である。
――美しい、その一言に尽きてしまう。文章は繊細にして、流麗。描く世界はどこか陰りを持ち、耽美的。しかし、それでいてミステリとしても驚くべき結末を備えている。
谷崎潤一郎的陰影の美とミステリは、連城の手によって少しも破綻することなく融合している。こんなにも綺麗なミステリを私は読んだことが無い。
中でも表題作である「戻り川心中」は傑作。天才歌人、苑田岳葉(そのだがくよう)の起こした二度の心中事件と、彼の残した二冊の歌集にまつわる作品である。二人の女を死なせてまで、彼が追い求めたものが明らかになった時、驚愕と共に、作家連城三紀彦のすごさに感服することしきりだった。
ちなみに、あまりの出来に勘違いしそうになるが、苑田岳葉は連城の創作した人物である。
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面白い話が出来るほど特異な人生も送っておりません。
二十台の男。弱小小説サイトの管理人です。
何かの縁です。どうかよろしく。
ア
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