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と、いうよりは、他のホテルを節約したといったほうが正しいだろうか。
1泊目、3泊目はビジネスホテルで、2泊目の桂浜も国民宿舎だったのでそんなに高いわけではなかった。
さて、そんなわけで1泊目のビジネスホテルの3倍高い(1泊目=4800円)道後温泉のホテルの部屋(1人料金でダブルルームでした)には行き届いた設備と備品が当然のようにあった。
手持ち無沙汰であさっているうちに見つけたのがダイソーで100円で売っている青空文庫の『坊っちゃん』。
以前に読んだことのある本だけれども、本の舞台である松山、道後温泉で出会えたことがうれしくて、ついつい読み始めてしまった。
坊っちゃん 夏目 漱石 角川書店 1955-01 売り上げランキング : 554823 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ちなみに私の持っているのは上記の角川版。漱石の解説、年譜が充実している。
ダイソーの100円文庫は装丁こそチープだが、カラー写真があり、欄外に注釈が載っていて読みやすいので、侮れないものになっている。
他、いくつか版元があるが、もちろん内容は同じなので、装丁やおまけで好みのものを選ぶと良い。
以下、書評。大いに話の筋に触れています。
前回、クビキリサイクルの書評を書こうと思ったところ、前置きが長くなって結局、内容には触れずじまい。
というところで、今日こそ『クビキリサイクル』の書評です。
……長いです。そして話がずれてる。
ザレゴトディクショナル 戯言シリーズ用語辞典 西尾 維新 講談社 2006-06-07 売り上げランキング : 37263 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
それは、私が木曜は必ず更新してるからなわけで。
意図的にやったわけではないのだけど、たて列ビンゴ状態の8月に自分で少しあきれた。
木曜に更新している理由は特に無い。
このブログは調子のいいときだけ更新しているので、木曜は調子がいいのだろう。
さて、ここのところ、近々行く予定の長期旅行の計画と準備に追われているため、まるで本も読めてないし、小説も書いていない。
よって、私の本棚から一冊紹介しておくことにする。
クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い 西尾 維新 講談社 2002-02 売り上げランキング : 19103 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
渋谷、原宿、青山ブックセンター、高円寺の東京阿波踊りなんかも見て楽しかったです。
個人的には銭湯に行ったのがちょっとした感動でした。
スーパー銭湯や温泉、スパのようなものは県内にもあって、行くこともあるのですが、本当の銭湯に行ったのは初めてでした。
番台とか、浴場の壁に描かれている絶景とか妙に感心していい思い出になりました。いや、本当にドラマで見たような銭湯って実在するんだ(笑)と、思ってしまったもので。
さてはて、行く前に書いたとおり、『仮面のアクトレス』を読んできましたので、その書評です。
我ながら、コバルト文庫を書評することになるとは思わなかったのですが、他に本を読んでないので。
シリーズを読んでない人はちょっと分からないかもしれませんが、ご容赦を。
マリア様がみてる (仮面のアクトレス) 今野 緒雪 集英社 2006-06-30 売り上げランキング : 5379 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
前々作、『くもりガラスの向こう側』で、後輩の松平瞳子にスールにしたいとロザリオを渡そうとしたが、拒絶されてしまった祐巳。本作は気まずいまま新学期を迎えた二人を中心に、波乱の生徒会役員選挙を描いている。
生徒会役員選挙により、姉との別れを感じて、余計に寂しさ募る祐巳。シリーズ24冊を読んでいると、初期の頃が懐かしくも感じられてしまう。祐巳と祥子の出会いで始まったシリーズであるから、迫りくる二人の別れに感慨深いものが自分にもある。
スールになってから、助け、助けられきた祥子と祐巳だが、今回の祐巳と瞳子の問題は祥子は励ましてはやれても、助けることなどできない。
こん作は、祐巳と祥子の別れとひとり立ちの助走となる話である。
世代交代、卒業、今まで妹だった祐巳は、今、姉となるための試練に立たされている。
祥子にとってもまた、これは祐巳との別れを受け入れる試練なのである。
祐巳も祥子も一歩を踏み出すためにもがいている。
そしてそれは、瞳子にとっても同じことなのだ。彼女もまた、心を見せないための仮面の下で、何か必死にもがいている最中である。
次の巻ので長かった祐巳と瞳子の問題も決着がつくのではないだろうか。
(しかし、祐巳―瞳子スール問題はずいぶん長くかかっているので、次巻でも終わらないかもしれない)
二人の問題が長く掛かっていたの原因は間違いなく祐巳の鈍感さが招いたものだ。
君はギャルゲーの主人公かと思うくらい、相手の気持ちに気づかず、自分の気持ちすら分からなかった祐巳はだいぶ株を下げている気がする。
『パラソルをさして』で見せた強さを彼女がもてれば、と思ってしまう私なのですが……
……すっかり、はまってるな。
祖父母もめっきり足腰が弱くなったなと感じたり、温泉に入ってのんびりすることがよろしくなってきてる自分がいたり。
年月が経つのは矢の如しだ。
宿は、祖父母の知り合いがやっている、小さい保養所に泊まった。
会場花火が食堂から見え、元板前のおやじさんの作る料理は素晴らしい味で、大満足。
風呂が少々狭いのが残念だったが、温泉に入れただけで十分に良かった。
温泉入りながらゆっくり本でもと思っていたのだが、どうにも。
案外と集中できないものです。
江戸川乱歩傑作選 江戸川 乱歩 新潮社 1960-12 売り上げランキング : 113128 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
持っていたのはこれです。
乱歩といえば日本の推理小説界の祖であり、明智小五郎、怪人二十面相が有名。
この本は乱歩の短編から選りすぐりの名編を集めている。
デビュー作、「二銭銅貨」は暗号トリックを用いた作品。荒唐無稽でトリックも荒いが、乱歩の処女作と考えるとなかなか興味深い。
「D坂の殺人事件」は明智の初登場作品となっている。
明智小五郎といえば、何度も映像化されているが、そのイメージはダンディーな洋装のおじさまといった感じだろう。しかし、この初登場時の明智はなんと浴衣姿。このギャップを楽しむのも一興。
そのほか、「赤い部屋」、「人間椅子」、「芋虫」など、乱歩の怪奇趣味、フェティズム、エログロ趣味を代表する作品が手軽に(?)楽しめる(??)短編集となっている。
昔、二十面相と明智の対決に熱くなった人、推理小説は好きだけど、乱歩は敬遠していた人、乱歩の黒い妄想に刺激を求めたい人、そんな人たちにおすすめします。
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面白い話が出来るほど特異な人生も送っておりません。
二十台の男。弱小小説サイトの管理人です。
何かの縁です。どうかよろしく。
ア
アクロイド殺人事件(アガサ・クリスティ)
生贄を抱く夜(西澤保彦)
異邦人 fusion(西澤保彦)
エジプト十字架の謎(エラリー・クイーン)
江戸川乱歩傑作選(江戸川乱歩)
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